父親の違う3人の兄弟。母が亡くなって、それぞれが違うところに預けられて生活してます。ある日、次男のケーシーがまだ10ヶ月の赤ちゃんであるセヴィを誘拐し、お父さんのもとを訪ねようとスコットランドに向けて旅に出ます。弟のことで、兄も当然のごとく警察からマークされるわけです。赤ちゃんが、いつ怪我するやら、最初からずっとヒヤヒヤししながら、観てました。

現代社会の中で生きづらさを感じながら、突っ張って生きている兄は、血は繋がっていないから関係ないんだと上部では思おうとしますが、彼の本心は、優しさに溢れていて、正しいことではないと思っていても、母を失くし、兄弟3人仲良く暮らすんだという次男ケーシーの純粋な気持ちを尊重したいという気持ちもわかります。

ケーシーもまた旅を通して、セヴィだけでなく、兄がかけがえのない存在になっていきます。

どんなことがあっても弟を守り抜こうという兄弟の愛は、母亡き後に引き取っところの人たちもまた、彼らに優しさを与えてたからなのでしょう。
人は、自分が、少しでも必要とされていることに生きる大きな意味を見出すことができるのかもしれないと思ったのでした。

第16回国際映画祭で、ヨーロッパ児童映画協会賞を受賞
とてもハートフルなドラマでした。